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<乳房>

Q1:
現在日本で使用が許可されている人工乳房は?

A1:主として「生理食塩水人工乳房」と、「コヒーシブシリコン人工乳房」が現在日本で使用されています。最近まで、これら以外にも「ハイドロジェル人工乳房」がありましたが、このタイプのものは人工乳房が破損したときに問題が起きる可能性があるということで、厚生労働省が輸入や使用を控えるように勧告を出しています。ただし医師が自分の責任において使用することは合法的であるため、一部のクリニックでは現在も使用されていると考えられます。不安であれば、手術の際に医師に確認することをお勧めします。

人工乳房の表面の形態ですが、以前は表面の平坦なものが使われていましたが、今はテクスチャードタイプといって、表面のざらざらしたものが主流になっています。


Q2:カプセル拘縮について教えてください。

A2:人工乳房を体内に入れると、その周囲には必ず膜ができます。これを「カプセル」と呼びます。

このカプセルがまれに収縮することがあり、収縮によって人工乳房がしめつけられて、バストが固くなる可能性があります。この現象が「カプセル拘縮」と呼ばれるもので、先に述べた表面の平坦なタイプの人工乳房ではこの発生率がやや高く、これを防ぐためにはマッサージが必要でした。

しかしテクスチャードタイプが開発されてからは、この発生率はずっと低くなっています。これは人工乳房の表面に細かい凹凸があるため、周囲の膜も細かいシワを持った状態となり、これが人工乳房の表面に張り付くため、膜が収縮しないのです。またこのタイプはバストのマッサージは必要ありません。


Q3:人工乳房がもれたりしないか心配です。

A3:すべての人工乳房は、まれにもれや破損を生じる可能性があります。ただしこのようなことが起きても、発ガン性の他、何らかの病気になるということはありません。ただし、もれ・破損を生じたまま長期間放置すると、バストの変形・癒着・皮膚の硬化を生じるおそれがあります。

生理食塩水人工乳房がもれ・破損を生じた時には、急に胸が小さくなるので自分で気付きます。このようなときは、一週間以内に人工乳房を取り出すか、新しい人工乳房との入れ替えを必要とします。それ以上遅れると皮膚が硬く収縮するため、変形を治すために数回の手術が必要になる場合があります。

コヒーシブシリコンは、シリコンが粘着性を持っているため、もれ・破損を生じてもシリコンがバストの中から拡散することはありません。そのためバストの大きさに変化も起こらないため、自分では気付かないケースがあります。バストの定期検診を受けて、人工乳房に問題が生じていないことをチェックすることをお勧めします。


Q4:脂肪注入でバストを大きくしたいのですが?

A4:大量の脂肪注入を行うと、注入された脂肪に周囲組織からの血管新生が起こらないため、細胞が死んでしまいます。そのため、この方法による豊胸手術では、数ヶ月後には全く元の大きさに戻ってしまいます。また、時に死んだ脂肪が多数のシコリを作ったり、感染を生じてバスト全体が腫れ、熱が出るようなトラブルも報告されています。

とくに多数のシコリを作ったときは、乳ガン検診ができなくなる可能性もあります。まれには、脂肪注入でバストが実際に大きくなったというケースもありますが、このような場合であっても、注入された脂肪を調べてみるとすべての脂肪が死んでいて、とけた脂肪の液がバストの中に溜まっていただけ、という報告もあります。

脂肪注入は、頬や口の横のシワなどのように少量の注入は安全ですが、豊胸のように大量の注入は安全な方法とは言えません。


Q5:乳頭・乳輪の手術って、傷が目立ちそうですが…

A5:乳頭や乳輪が大きすぎたり、乳頭が陥没していることでお悩みの方も多いものです。これらは手術で治すことができます。特に乳頭については、今後出産・授乳を行う方では乳管を温存し、将来の授乳に差し支えない方法がとられます。

一般にこれらの手術の傷はほとんど目立つことはありませんが、ごくまれに、乳輪内の中の傷が白っぽくなってしまうことがあります。このような場合は色素注入を行って、傷を目立ちにくくすることもできます。また、乳頭の感覚などに問題を起こすこともありません。



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