治療を受けられる前に 1 2 3 4 5

◆過剰期待

常日頃外来を訪れる患者さんを見て感じている事は、美容外科に過剰期待を持ちすぎている人が多いという事です。

やはり腹八分目に押さえて手術をお考えになり、それでもやりたいのかどうか反芻してみる事です。美容外科手術は急ぐ必要のない手術である事を肝に命じておいて下さい。 美容外科手術を受けようと考える方は当然の事ながら、結果に期待感を頂きます。その期待感は時として広告を含む過剰・過大情報に基づく事が多いものです。ある裁判ではこの広告内容も術前説明の一部に加えた事例もあります。つまり広告の説明は誤った情報ではいけないのですが、現実はそうではない場合が多いものです。

◆医者と患者の信頼関係

せちがらい世になればなるほどこの人と人との信頼関係をどう構築していくかは大切になります。また強力に作られたと思っていた信頼関係もひとつの小さな事故が元ですぐにどこかに吹き飛んでしまうものです。 然し基本的に医療において信頼がなければ自分の身体に医者のメスを加えても良いとは考えてないでしょう。

信頼関係を構築するのにはやはりよく知り合うと言う事につきるのですが、どのような人柄であるかを見ぬくのも人間としての器量のひとつとなります。医者の人柄を見ぬくのに自信がない人は家族や友人と一緒に訪ねてみるのも方法ですし、手紙を書くのも一法です。そして他の医者と比較する事も大切でしょう。患者さんが医者を選ぶように実は医者も患者さんを選んでいるのです。そして、この信頼関係は患者さんの家族を含めた巾広いやり方が良く、当然術前説明などの納得も患者さんの背後におられる方は心得ておく事は大切な事です。

美容外科手術は手術ゆえ信頼関係がなければ成り立たない事を充分に理解して、その信頼関係を長期に続けられるかどうかは重要な要素となります。手術は長い目で見て充分なアフターケアが必要となるからです。


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